対自分力

コーチのセルフコントロール

セルフコントロールできない状況を理解する

ストレッサー:ストレスの状況や原因

 

ストレッサーを書き出すことで外在化する

・そのときどんなことが自分の頭に浮かんだか

・自分はどんな気分になったか

・身体はどうなったか

・どんな行動をしたか

 

一歩引いてアセスメント

自分の体験を整理することをアセスメントという。自分を観察する。

ストレスに直面したら、「自分に何が起きているのか?」をアセスメントする癖をつける

マインドフルネスで気づく

実際の自分から一歩引いた自分を想像して、一歩引いた自分から自分を観察する

 

 

自動思考を捕まえろ

勝手に頭に浮かんでしまう考えを自動思考という。

「今、自分にどんな自動思考が出てきているか?」とアセスメントする

ストレッサーを自動思考がどう捉えたか? 

・身体の状態に注意を向ける

・気分や感情をパーセントで表す(気分・感情を実況中継する)

 

  ⇒その結果として自動思考から距離を取ることができる

 

練習ノートを書く 

  1. 練習した内容を書く
  2. 体の感覚を書く (動き方、動いた感じ、コツ)
  3. 心の状態を書く (考えたこと、気分)

練習ノートがもたらすメリット

  1. 言語化できるようになる(曖昧な言葉を具体化し、より深く思考できるようになる)
  2. 自己分析ができるようになる(自分を客観視し、自己理解が深まる)
  3. 目標か価値が明確になる(価値を言語化し、価値に沿った行動をとれるようになる)

 

どうやって対処するか

コーピング:ストレスに対して意図的に行う対処

認知的コーピング:頭の中で行う対処

      ・「まず落ち着け」と自分に語りかける

      ・尊敬するコーチのようにセルフコントロールして振舞おうと考える

      ・自分が選手ならどういう言葉をかけられたら効果的か考える

行動的コーピング:行動を伴う対処

      ・深呼吸する

      ・水を飲んで落ち着かせる

      ・トイレに行くなどして場を離れる

 

認知再構成法

 代替思考を探す

    ↓

 自分をつらくさせない思考に置き換える(思い直し、自分ツッコミ)

    ↓

 認知の幅を広げる(柔軟性を高める)

    ↓

 思考の数が増えて、自動思考もいくつかのうちの1つに過ぎなくなる

              

代替思考を考えるための6つの視点(石丸,2014)

コーチのコミュニケーション